立ち位置の決め方

私達は、日頃から、他人と対する時、無意識の内に

自分の立ち位置を決め、対話をしたり行動を共にします。

この時、お互いの社会的地位や日常的な立場により

どちらかを基準にして、自分の立ち位置を定めます。

多くの場合、自分より目上であったり上司で在ったりすると

自らが、相手にとって一番トラブルを起こさない位置を考え

距離の取り方に気を配ります。

日本人の場合、直接触れる事をあまり好まない為、

常に相手の立場と感情をくみ取って、常に相手を気遣い

やや自分をへりくだったり、意思の主張をしないようにする

傾向が多いです。

社交ダンスを踊る際、この、相手に対する気遣いが、時に

踊る時のトラブルを生む事が有り、お互いに楽しく踊る為に

コンタクトした時の、相手に対する感覚を知っていなければ

持っている技術を有効に使うことが出来ません。

男女が踊る為ににコンタクトする時、多くの方が間違う事は、

最初に習う、男子がリーダーであり、女子がパートナーである

という説明を、そのまま、日本人的な考え方を持って、

男子が常に中心的存在であり、女子は、男子が踊る後を

ついて行く様な、極めて、日本的な男女の上下関係の様に

解釈してしまう事が多いのです。

つまり、男子は、女子を動かそうとして、常に女子をパワーを

持ってコンタクト面で動かそうとし、女子は、自分の身体に

男性からの直接的な運動が加わって初めて、自分の運動や

ステップを踏もうとするのです。

その為、男女共に、コンタクト面での力のやり取りを行う為

お互いに、前傾バランスと成り易く、特に女子は、常に

バランスがつま先気味で、ヒールから脊椎を通したバランスを

感じないで、外見的な後方へ反った形で対応しようとします。

この、直接的な力の関係が踊りと成ってしまうと、上半身は

常に緊張を伴い、二人の上体の心と身体のやり取りが失われ

お互いの立ち位置が常に遠く、お互いにテクニックが

生かせない格闘技の経ち方と成ってしまいます。

男女が社交ダンスを踊ろうとする時、二人がコンタクトした瞬間

踊る内容と、お互いの能力が決まります。

大切な事は、相手に、自分の身体のバランスと柔軟性を持った

身体の繋がりを示さなければなりません。

男女共、組んだ瞬間に、コンタクト面を通じて、お互いの

脊椎バランスを感じ、お互いの運動がそのバランスを通じて

音楽表現をしているのを感じなければなりません。

つまり、相手の身体は、感覚的に自分の身体と繋がっていて

常に、同調しながら、男女の立場の踊りを相手に

知らせる努力が、二人の音楽表現をスムーズに

感動的にするのです。

一心同体と言う言葉が、ペアの運動表現には良く使われ

ますが、二人が同じ運動表現をしているのでは無く、

男女が其お互いの役割をしっかりと果たす事が

大切なのです。

その為、お互いに、頭の中を支配する具体的運動表現は

音楽を通じて、相手の踊る姿がイメージされるのです。

男子は女子の、女子は男子の踊る姿が一曲中頭の中に在り

そのイメージを生かすために、自分の運動テクニックを反射的に

使えているペアが優れた運動能力を発揮できるのです。

社交ダンスを長くしている教師やペアは、いつの間にかに、

男子が女子のような雰囲気を持ったり、女子が男子のような、

イメージを持ったりするのは、お互いに相手の事をいつも

考えているからこそ、その様な姿になるともいえるのです。

踊る為にコンタクトをした時、自分の立ちバランスも

さることながら、まず、相手のバランスを感じる事が大切です。

まず、大切な事は、コンタクトした時、まず、女子がしっかりと

自分の脊椎バランスを感じる事です。

スタンダードダンスダンスの様に、女子が男子に接近して

コンタクトすると、見ている人は、女子が男子のバランスに

合わせている様に見えますが、近づくのは、男子が女子の

バランスを感じやすい位置に近づく為なのであり、

コンタクトした瞬間、直ぐに、女子は、自分のバランスを男子に

コンタクト面から知らせなければなりません。

男子は、コンタクトした瞬間、女子をのバランスを確保し、

更には、リードする為の一番相応しい立ち位置を決めす。

この行為が、外見的には、常に、男子が中心に成っている様に

多くの方が思ってしまい、踊り出した途端、バランスを失い

男子中心の踊りと成ってしまうのです。

コンタクトして踊り出す数秒間の間に、二人の踊りの内容が

決まってしまうとも言えます。

正しいコンタクトは、社交ダンス上達の条件です。

外見に囚われず、自分達に一番相応しいコンタクト方法を

見つける事が大切です。

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